☆「シューイチ」でお馴染みの経済ジャーナリスト渋谷和宏さんと弊社社長の対談②☆
こんにちは。総務課の和口です(*^_^*)
本日は、経済ジャーナリスト渋谷和宏さんと弊社社長の対談の後編(1月7日放送)の内容を記事にいたしました。
前編より更に踏み込んだ内容になっておりますので、どうぞお楽しみください!
これからのエネルギー利用
司会
エネルギー利用の今後について、太田社長はどのようにお考えですか。
太田
とにかくエネルギーを消費すればいいという時代ではなくなったと思います。
快適に住むことは重要ですが、どんなエネルギーをどう使うかが肝心です。
世界では脱炭素社会を目指す動きがあります。将来を見据えた温暖化対策をすることが必要です。
寒ければストーブの温度をどんどん上げていたような時代から、家の断熱性を高め効率的にエネルギーを使用する時代へと変化しています。
司会
エネルギーだけでなく住まいも併せて考えるということですか。
太田
そうですね。家の気密性も大事になってきます。
司会
渋谷さんはエネルギー利用の変化についてどうお考えですか。
渋谷
エネルギーを大量生産・大量消費するシステムは、世界的に完全に行き詰まっています。
例えば、昨年日本は台風や水害等の多数の災害に見舞われましたが、これは確実に地球温暖化が影響しています。
ですので、今後はエネルギーをいかに効率的に賢く使うかが問われていくことになります。
オオタさんのような供給者側がどう考えるかも重要ですし、私たち生活者側も特に「家の在り方」をどう考えるかが重要になってきます。
断熱材やスマートグリッド※を取り入れるのもいいですね。
今はすべてのエネルギーの在り方が問われている時です。
エネルギーに関わる事業をしている人にとって、こんなにやりがいとビジネスチャンスがあり未来を見通しながらトライアルができる時代は他にないでしょう。
※スマートグリッド…電力の流れを供給側・需要側の両方から制御し、最適化できる送電網
エネルギー消費においても鳥取が世界のモデルケースに
太田
前回、鳥取というエリアが高齢化社会に対する取組の面で他の地域に先行しているという話になりました。
これをあてはめ、まずは鳥取をエネルギー消費の少ないエリアにする取組を行うことが重要です。
それを実現できれば、エネルギー使用の新たなスタイルを構築でき、社会が活気づき、私たちの生活もより良く楽しいものになるかもしれません。
「こういう社会だったらもっと子供を増やしたい」と思う人が増え、少子化対策に繋がるかもしれませんね。
渋谷
エネルギーを使わないのではなく上手に使う、生活のレベルは落とさずより良くしていく、ということですね。
これが鳥取というエリアで実現できたら世界のモデルケースになります。
太田
例えばこれから蓄電技術が進歩したら、電力をこちらからそちらへ、というように相互供給が可能になります。
司会
それは難しいと言われてきましたが…
太田
従来はそうでしたね。
渋谷
技術は進歩していますから、それが可能になると、作った電力を蓄えておき必要に応じて使うようになります。
最大電力需要に応じて作る必要はなくなりますね。
太田
家単位ではなく地域単位で考えるのが重要になってくると私は思います。
渋谷
鳥取のエリアとしてのサイズ感はちょうど良いですよね。
司会
鳥取でモデルケースをしっかり作れば、東京・日本中・世界中で応用できますね。
人のエネルギーこそ大切に
※収録時(1月7日)の意見
太田
人が幸せであり豊かに生活できることこそが重要ですので、ふれあいを大切にし、人と人との繋がりを循環させていきたいと思っています。
司会
顔を見ながら人と接すると様々な意見を聞けて、そこから様々なアイデアが生まれてきそうですね。
太田
私は鳥取の生まれですが、地域の人がもっと元気になってほしいと感じることがありますし、そのお役に立ちたいという気持ちがあります。
物質としてのエネルギーだけでなく人のエネルギーを大事にしたいと思っています。
お年寄りと若者が和気あいあいとしているような温かいコミュニティーづくりのきっかけに貢献したいです。
司会
そうなると、核家族化の枠が外れそうですね。
渋谷
高齢者と若者をマッチングさせ、高齢者の経験や知識を若者に伝える、それでお互いが元気になることもありますよね。
ただ、昔は地域で自然とそれができていましたが、今はマッチングする人がいないんです。
ですので、今は意識してそういうビジネスを作っていかないといけません。
人は他人から頼られたり認められたりすると元気になるので、まさにエネルギーですよね。
司会
世代を超えた交流も一つのエネルギー循環なんですね。
渋谷
そう思います。お年寄りも若い人も新しい発想が得られるのですから。
終わりに
司会
最後に、太田社長からリスナーの皆様にメッセージをお願いします。
太田
弊社は昨年も地域の皆様に支えられてやってまいりました。
今年も弊社では、お住まいのこと、お車のこと、身近なお困りごと等で、より多くの方々のお役に立てるよう頑張ってまいりたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。
以上です。
収録時(1月7日)と現在とでは、私たちを取り巻く状況が大きく異なっています。
新しい生活様式を実践する中でも、心の面での人と人との繋がりを大切にしていきたいですね。